4Kコンテンツの普及と 17インチのタブレット普及との関係

もしも 17インチのタブレットを作り、それを Retina ディスプレイにすると、ちょうど 4K になります。同液晶パネルがテレビやパソコンに転用できればスケールメリットも得られます。大きなタブレット (テレビやパソコンを兼ねる) が一般に普及すれば、4Kコンテンツ再生のための環境も普及することになります。
それだけでなく、ある程度の大きさや、複数人で同時に触るデバイスがあって始めて成り立つアイデアが次々と利用可能になってくるかもしれません。
おまけに、Linus Torvalds (リーナス・トーバルズ) が技術ジャーナリストに超強力な Wedgie (ウェッジー : パンツの腰の部分を引っ張り上げて尻の間に食い込ませる行為) を決めないで済むかもしれません (笑)

17インチと4K

現在、タブレットの画面サイズは
7インチ 〜 10インチが主流です。
そして、Google Nexus 10 や Apple iPad 3 など、
少し高め (4万円前後) くらいのタブレットでも
2560 x 1600 や 2048 x 1536 ピクセルの
高画素密度でタッチ対応のディスプレイが備わっています。
テレビやパソコンにおける高解像度ディスプレイの
価格と比較すると、タブレットのそれはかなりリーズナブルです。

さて、iPad Air の画面サイズは 9.7 インチ、
解像度は 2048 x 1536 ピクセル、画素密度は 264 ppi です。
仮に iPad Air 17インチを考えるとしたら
解像度は 3840 x 2400 ピクセル、画素密度 266 ppi や
解像度は 3840 x 2160 ピクセル、画素密度 259 ppi が
候補となるでしょうか。

iPhone のアスペクト比や解像度も一定では無くなってきましたし、
ちょうど 4K に対応できる程度の解像度を採用することで
Retina ディスプレイとして一定の精細感を維持することもできます。
iPad ではアスペクト比的に採用できないかもしれませんが、
多様な Android タブレットであれば 17インチにおいて
先に挙げた 4K対応ディスプレイの採用があっても不思議はありません。

人間の視力を考慮し、一定の精細感をもったディスプレイを求めると、
17インチのタブレットでは 4K 以上が好適となるため、
もしも精細感の高い 17インチのタブレットが普及すれば
それは同時に 4Kコンテンツの再生能力をもつ
ディスプレイの普及となり得ます。

17インチといえば大型のノートパソコンや
小さな液晶テレビやで採用され得る画面サイズです。
広く採用されれば、4K対応ディスプレイの調達価格は下落します。
4K対応のタブレットに引きずられて、
4Kテレビや4Kパソコンもぐっと身近になる可能性が考えられます。
ディスプレイは Retina 相当が普通になっていくことになります。

2人以上で同時利用

17インチのタブレットを10インチのそれと同じように使うなら、
3.5インチの小型スマホに対して (そのおよそ1.7倍の)
6インチの大型スマホが新しい需要を満たすように、
10インチの大型タブレットに対して 17インチの
超大型タブレットが新しい需要を満たすのかもしれません。
分かりやすいところではA4原寸大表示や、
本の見開き表示ができるようになります。
10インチ以下では視力にあわなかった人々にも
利用可能なタブレットが用意されることになります。

それ以上に、大型のタブレットが普及することで
起き得る変化がもう1つあります。

十分に大きなタブレットの普及は
1台の機器を 1人で使うという形ではなく、
1台の機器を同時に複数人で使うという形の
アプリケーションを生み出すかもしれません。
これまでに普及しているタブレットでは
2人以上で同時に触るのは窮屈でしたが、
そのような制約がなくなるわけです。

17インチのタブレットと言うと
「デカっ!!」
と言われてしまいそうです。
「2人でなんて使わないよ!!」
とも言われそうです。

MIT の石井裕教授が提唱する Tangible Bits (タンジブル ビット) 、
Tangible User Interface (タンジブル ユーザ インタフェース)
というものがあります。
その初期の例として、今から20年以上前 (1994年) にクリアボードの発表がありました。
それは、ホワイトボードのようなもので、
自由に文字や絵を書くことができます。
ただのホワイトボードと違うのは、そこに書いた文字や絵は
遠隔地の別のホワイトボードにも同じものが同時に表示されるということです。
遠隔地にいるもの同士が 1つのホワイトボードに
同時に書き込みをする…そんなコミュニケーションができます。
初代 iPhone の登場より10年以上前、Windows 95 も無い時代のことです。

ホワイトボードや黒板で考えたら 17インチは小さいです。
でも、ノートやスケッチブックとして考えれば十分な大きさがあります。
iPad が普通になるまで一般の人にはタブレットは無用と考えられていました。
今はタブレットは1人で抱えて使うものという 1つの考え方が主流ですが、
複数人で同時に 1つのデバイスに触るようになり、
ある程度の大きさがあって始めて利用価値のでてくる
アプリケーションが見つかるかもしれえません。
大きなタブレットが普通になって始めて、
新しいアイデアが私たちの手の届く所におりてくると思うのです。

「インフラを普及させると今までと違ったものが得られる」
Nicholas Negroponte (ニコラス ネグロポンテ) の
指摘と同じことですね。

おわりに

念のため、
「4K の 17インチのタブレットが出るよ!」
というお話ではありません。

もし、現実のものとなれば・・・
とりあえず、Linus Torvalds (リーナス・トーバルズ) が
技術ジャーナリストに超強力な Wedgie (ウェッジー :
パンツの腰の部分を引っ張り上げて尻の間に食い込ませる行為)
を決めないで済みますね (笑)

atomic_wedgie
https://plus.google.com/+LinusTorvalds/posts/ByVPmsSeSEG
意訳:
$399 のタブレットが 2560×1600 のディスプレイを
備えているのに、なんで PC は 1366×768 どまりなんや!
PC でも美しいフォントを使いたいので高画素密度化を是非!
それから、高画素密度化すると読めないくらい超小さい
フォントになるからダメとか言ってるそこの技術ジャーナリスト!
お前には『アトミック・ウェッジー』 (パンツの腰の部分を
つかんで肩のまで引っ張り上げる行為) を食らわせてやる!

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