Nexus 6 の公式動画を見ると
水没させたり水中でカメラ撮影をしています。
Nexus 6は防水なのか?
それも水中 (お風呂、プール、海) で使えるレベルで防水なのか?
ハイエンドのスマホが防水だとしたら珍しい。
USB端子などにキャップ不要ともなると本当に珍しい。
製造元の motorola の商品紹介ページを見ると
Water Resistant (防水) に Yes の記載が!
防水といっても、
その性能はピンキリです。
防水性能の規格でいえば IPX5/IPX7 以上の
性能があるかどうかが気になります。
防水性能は IPXと数字で表されます。
そして数字が大きいほど防水性能が高いです。
IPX0 より IPX1 の方が、 IPX1 より IPX2 の方が良いといった具合。
ただし、
・操作中の防水性能
・操作していないときの防水性能
という2つの評価基準が混在しているため、
防水性能の表記としては 2の IPX を併記することがあります。
IPX5 は操作中の噴流に耐えることを意味します。
また、IPX7 は水深1mで30分以上耐えることを意味します。
お風呂やプールなどで安心して使うには
IPX5/IPX7 以上が必要です。
しかし、Nexus 6 には防水規格の表記が無い……。
Nexus 6は「IPX」などの規格はサポートしておらず、
モトローラの担当者によると「防滴性能はIPX2より劣る」という。
ということは
USB端子などの開口部に水がかかってはいけないが、
それ以外の部分に水滴が多少掛かったくらいなら壊れない。
そのくらいの防水性能です。
うむ。残念。
防水性能に注目されていた方は
Nexus 6 の購入や、入水前にご注意ください。
その昔、iOS のアップデートで
iPhone が防水になるというジョークを誤解して
iPhone を水没させて故障させたという話があります。
上記の画像は公式ではありません。
それでも犠牲者がでてしまったわけで、
公式動画で IPX2 以下の端末を水没させるのは
ちょっと危ないのではないかと思います。
この記事で誤解による犠牲者が減れば幸いです。
日本のケータイ・スマホユーザの感覚でいえば
Nexus 6は防水ではありませんよ!
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