iMac 27 Retina 5K 258,800円 (税抜き)
4Kや5Kを使うならHDMI、DisplayPort、Thunderblotのバージョンに要注意!!

iMac 27 Retina 5K がでましたね。

Dell の 5K モニタが2500ドルですから、お買い得感があります。

27インチで解像度が 2560 x 1440 の iMac が発表されたときもそうでしたが、一般消費者が購入可能な価格帯での最新のモニタを買うと、結構な性能のパソコンがおまけについてくるという構図です。

IFIXT では iMac Intel 27″ Retina 5K Display Teardown にて早速 iMac 27 Retina 5K を分解しています。部品交換や修理の難易度 (10段階評価で、10に近いほど部品交換や修理がしやすい) は 5 とのことで、機械に強い人ならそのような作業も可能のようです。

4K のコンテンツを編集するには、それを上回る解像度のモニタが便利です。そのような作業に対して、現時点では iMac は最も優れた選択肢の一つでしょう。しかし、iMac はピボット (画面を回転させて縦長で使うこと) ができません。また、テレビの視聴や録画はできませんので、兎にも角にも万能というわけでもなく、用途によっては他の選択肢との比較もありです。

・もうちょっと省スペースで、ピボット可能で、まぁ高精細
Dell の UP2414Q は 23.8インチなので省スペースになります。ピボットもできます。4K なので解像度と精細さは iMac の 5K には劣りますが、Full HD よりは遥かに高精細です。13万円くらいです。

・もうちょっと大画面
30インチくらいになるとピボットができなくなってきます。また、現時点では 一般消費者が購入可能な 5K という選択肢もみあたりませんので、解像度は 4K となります。
この辺りになるとテレビの方がお買い得感が高まってきます。例えば Sharp AQUOS LC-40U20 あたりなら 40インチの 4K 、USB外付けHDD に 2番組の同時録画可能のテレビが 14万円 くらいです。
4K 60fps を出すために HDMI 2.0 で接続するというところがネックになるかもしれませんが、テレビ、ビデオ、(モニタアームなしで田形配置の) FullHD 4画面、(離れてみれば) 高精細と何役もこなします。完全に用途違いですが、このような選択肢もあります。

この高解像度化の流れにのって、HDMI も 1.3 や 1.4 ではなく、 2.0 以上が普通になるとありがたいです。昨今は HDMIケーブル1本で機器を接続でき、映像と音声を送受信することができます。しかし、そこで使われる HDMI は大抵がバージョン 1.3 や 1.4 、あるいはそれ以下で、FullHD なら問題なく使えるのですが、4K には使えないか、使えても (30fps以下になってしまい) 滑らかな表示ができません。HDMI で 4K 以上を扱うにはバージョン 2.0 以上である必要があります。ですから 4K や 5K の普及の過渡期には HDMI 2.0 以上であるか否かにご注意ください。なお、5K 60fps には HDMI 2.0 よりも高いバージョンが必要なので、HDMI で 5K モニタを使うには HDMI 2.0 でも足りません

ちなみに 4K 60fps には DisplayPort 1.2a で OK ですが、 5K 60fps には DisplayPort 1.3 が必要です。Thunderbolt 2 は DisplayPort 1.2a としての機能をおおむね備えているため 4K 60fps での出力できます。しかし、5K 60fps は無理です。iMac 27 Retina 5K は Thunderbolt 2 を 2つ備えています。つまり、4K 60fps なら 2画面まで出力できますが、5K 60fps で外付けモニタを使うためには、1台のモニタに対して 2つの Thunderbolt 2 と 2本 の DisplayPortケーブルが必要になります。

Thunderbolot 2 は DisplayPort 1.3 の帯域をまかなえませんので、現状ではどの Mac と組み合わせても iMac 27 Retina 5K をターゲットディスプレイモードとして使う (iMacを外付けモニタとして使う) ことはできません
Appleの「iMac with Retina 5K display」などをハンズオンによれば 4K 以下でもターゲットディスプレイモードは使えないとのこと。


Thunderbolt 3 は Thunderbolt 2 の 2倍の帯域となる 40Gbps に達するので、これが搭載されれば 5K のマルチモニタも可能です。40Gbps ともなれば、5K と USB 3.0 の両方をケーブル1本でまかなえますし、デイジーチェーン (数珠つなぎ) で1つのポートに2台の 4Kモニタを接続することもできる性能です。登場は2015年といいますから、5K の Thunderbolt Display でマルチモニタを考えている、または、5K と Mac Miniなどの組み合わせを考えておられる方は、Thunderbolt 3 が搭載されるであろう次のモデルを待たねばならないでしょう。

ついでに Thunderbolt (2ではない) も DisplayPort 1.1a として使えます。こちらは 4K 60fps を出力できません。2560 x 1440、60fps なら問題なく使えます。

高価なモニタを買っても、それが使えないのは残念すぎます。
失敗しないための参考データを以下にまとめておきます。

  • Display Port 1.1a の帯域は 10.8Gbps
  • Display Port 1.2a の帯域は 21.6Gbps
  • Display Port 1.3 の帯域は 32.4Gbps
  • Thunderbolt の帯域は 10Gbps
  • Thunderbolt 2 の帯域は 20Gbps
  • 4K 表示可能な HDMI 2.0 の帯域は 18Gbps
Display Port 1.1a Display Port 1.2a Display Port 1.3
WQHD
2560×1440

60Hz

60Hz

60Hz
4K
3840×2160

30Hz

60Hz

60Hz
5K
5120×2880
× ×
60Hz
Thunderbolt Thunderbolt 2
WQHD
2560×1440

60Hz

60Hz
4K
3840×2160

30Hz

60Hz
5K
5120×2880
× ×
HDMI 1.4a HDMI 2.0
WQHD
2560×1440

60Hz

60Hz
4K
3840×2160

30Hz

60Hz
5K
5120×2880
× ×

規格を満たしていても動作しない場合があります。例えば、Intel の Core i シリーズは世代によって HDMI 1.4a に対応していても、1920 x 1200 までしか出力できないものがあるなど。動作保証はできませんので、この記事は参考にとどめて下さい。

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